![]() ここは、まんがを愛してやまない女子たちのためのまんが紹介のページです。 無類のまんが好き料理研究家・福田里香が自信をもっておすすめするのは、いつまでたっても食べ飽きないお菓子のような作品ばかり。 「お菓子は別腹」といいますが、まんがだって別腹。 時間を忘れて、おいしいまんがをおなかいっぱい召し上がれ。 −サンプル− 「まんがは別腹」は、お菓子研究家の福田里香がおすすめする、まんが紹介のページです。 なぜ、お菓子研究家のひとが、まんがのコラムを?と疑問に感じたかたも多いと思います。じつは、私、昨年春に、「まんがキッチン」という本を書きました。表紙イラストを「ハチミツとクローバー」でお馴染み、人気まんが家・羽海野チカさんにお願いしたので、とりあえずは、かわいいレシピ本という体裁を取るには取っていますが、内容的には、かなり奇書気味かと思われます。一言でいうと、「お菓子のレシピつき、まんが評論本」といいますか。 まんがをイメージしてお菓子を作り、なおかつそこに、その作品に登場する食べ物を分析した文章をつけ、その上、長年ファンだった4名の偉大な少女まんが家さんと対談させていただく、アンド、同じく偉大なやまだないとさんの描きおろしまんがつき、というまさに、これを権力の行使と言わずして、何をそう呼ぶのだろう、というくらいの自分☆夢企画本だったのでした。 その「まんがキッチン」が、なぜか、こちら「女子nicomi」のWEB編集者さんのお目に留って、声をかけていただいたという次第です。どうぞ、よろしく。 第1回目は、拙著の表紙を描いていただいた縁もあり、羽海野チカさんの作品から「3月のライオン」です。 羽海野さんといえば、商業まんが誌界に彗星のごとく現れ、初連載にして「ハチミツとクローバー」、通称「ハチクロ」が、大ヒット。その独特のギャグセンスとセンシティブな世界観、オシャレとオタクを見事融合させたストーリー展開に、乙女心を鷲掴みにされた女子を多数輩出したことは、みなさん記憶に新しいと思います。 そんな羽海野さんが、一昨年「ハチクロ」を完結させたのを期に、少女まんが誌を離れました。 そして、昨年、満を持して、新連載「3月のライオン」を開始したのですが、なんと掲載誌が「ヤングアニマル」だったのです。 「ヤングアニマル」といえば、完全に成人男子向けのまんが誌。 表紙は水着のグラビアアイドルで、掲載作品の傾向は、だいたいエロいまんがと蘊蓄まんがが半々、プラス、味付けにバイオレンスまんがとギャグまんが少々、といったくらいかな〜という比率(注:福田里香調べ)。 前作「ハチクロ」の掲載誌といえば、「キューティ」や「ヤングユー」「コーラス」(少女まんが誌3誌に渡って連載という、ちょっと数奇な運命)といった、完璧なる女子向けまんが誌だったわけで、急にそんな漢臭い連載陣にがっつり囲まれて、だ、だ、だ、だ、だいじょうぶなのか?!と、連載当初は、正直、心配したのですが、それは、あっさり杞憂に終わりました。早くも傑作の予感です。 あ、それに、思い出したら「ヤングアニマル」の大長編連載である三浦健太郎先生の「ベルセルク」って、ある意味、王道少女まんがっぽいですからね。 主人公の狂戦士・ガッツ(天然)に、無自覚な初恋☆胸きゅん片思いをしたグリフィスさま(美形乙女)が、ガッツの浮気が許せなくて、仲間もろとも世界をぶっ壊す、という、「八百屋お七」(=一目惚れした坊主に会うためだけに、江戸を火の海に)も真っ青な、乙女の暴走っぷりを発揮してしまったので、「NANA 」並みに登場人物の愛憎が入り乱れて、さあ、たいへん!……という、かなり甘酸っぱいストーリー展開ですから(注:解釈は、あくまで福田目線)。 さらに、近頃、音楽好きを中心に、女子にも人気を拡大しつつあるデスメタルギャグまんが「デトロイト・メタル・シティ」も、「ヤングアニマル」連載ですね。 で、何が言いたいかといいますと、「3月のライオン」の1巻を読んで、気に入ったら、臆せず、雑誌買いをしても、割と読むところあるし、損はないんじゃないでしょうか、というお話でした。
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